こんにちは、スタッフのA・Sです。
今日は「会長 島耕作6(講談社)」弘兼憲史 著 を紹介します。
地下の帝王・曽烈生が仕掛けたトラップに対し、島が打った手は?
次いで島は食料をテーマにした万博の視察へミラノに降り立つ。そこで何度も赤いドレスの女から熱視線を向けられる。“島耕作様 もし 時間がとれるなら明日の夜 ベネチアのサンマルコ広場で会いませんか?”自分の名前を知る女からのメッセージ。危険を感じるもミステリアスな仕掛けに惹かれ…?
内容紹介(あらすじ)
地下の帝王・曽烈生が仕掛けたトラップに対し、島が打った手は?
次いで島は食料をテーマにした万博の視察へミラノに降り立つ。そこで何度も赤いドレスの女から熱視線を向けられる。“島耕作様 もし 時間がとれるなら明日の夜 ベネチアのサンマルコ広場で会いませんか?”自分の名前を知る女からのメッセージ。危険を感じるもミステリアスな仕掛けに惹かれ…?
著者紹介
弘兼 憲史(ひろかね けんし)
1947年生まれの漫画家。徳山大学客員教授。
1947年生まれの漫画家。徳山大学客員教授。
松下電器産業(現・パナソニック)勤務を経て、1974年『ビッグコミック』(小学館)掲載の「風薫る」にてデビュー。
代表作は『課長島耕作』シリーズほか、『人間交差点』『黄昏流星群』など。サラリーマンとしての経歴を生かし、現代社会に生きる様々な大人達の生活や、葛藤をテーマとした作品を描いている。
代表作は『課長島耕作』シリーズほか、『人間交差点』『黄昏流星群』など。サラリーマンとしての経歴を生かし、現代社会に生きる様々な大人達の生活や、葛藤をテーマとした作品を描いている。
感想・書評
日本で一番有名なサラリーマン、と言われた島耕作が、とうとう会長までのぼりつめました。
(他に有名なのは、サラリーマン金太郎とか、半沢直樹とか?実はそちらは読んでないのですが)
課長時代から御存知の方には、感慨深いものがあるのではないでしょうか?
現場の仕事に一生懸命だった島耕作も、会長ともなると視野が広くなり、国益や日本経済を常に考えての仕事となっています。
ところで、島耕作シリーズを読むのに、困るのが順番です!課長の後は部長、と出世していくのですが、その後は?えらくややこしいので調べてみました。発売された順番でいくと・・・
課長島耕作→部長→取締役→常務→専務→社長→会長→ヤング→係長→係長 主任編→学生
となります。この、常務とか専務がよくわからなかったのが、読んでみるとわかるようになりました。
ちなみに人生の流れで言うと・・・
学生 島耕作→ヤング→係長→係長 主任編→課長→部長→取締役→常務→専務→社長→会長
となります。すごい出世ですよね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
会長島耕作では、会社経営はほぼ社長に任せて、経済界での活動がメインになっているのですが、会社ではトップの島耕作も、財界ではまだまだヒヨッコ扱いだったり、相変わらず派閥に属さず、自分の判断で動くのですが、さすがにただのサラリーマンから会長にまで出世した男なので、切れ者な場面が多くあり、読んでいて気持ちいいほどです。
会長島耕作からは少し離れますが、過去の作品を読み返すのもとても面白いです!
むしろ年月が過ぎたいま、読み返すのが一番面白いかもしれません。いままでの時代を思い返しながら読むことが出来ます。
むしろ年月が過ぎたいま、読み返すのが一番面白いかもしれません。いままでの時代を思い返しながら読むことが出来ます。
島耕作は団塊の世代なので、天下の大企業ハツシバが大量に正社員を雇った時に入社しています。
昔の会社って、こうだったんだなーと思う部分、セクハラと日常だったよなあ!とかパソコン無かった!とか、仕事のちょっとしたことも今から見ると隔世の感ですね。
そして会長になってもまだなおモテモテの島耕作。なぜモテるのか?
本当に恋人にしたり結婚するのは多分大変そうですが、島耕作は優しいし頭の回転もいい。でも女性に対して決して積極的ではなく、むしろ女性が島耕作を好きになってしまうことの方がほとんどなのですが、島耕作は仕事人間で、恋愛を人生の一番には出来ない。
そういう不器用さと、女性に積極的ではない部分が、ある種の女性をひきつけるのかもしれませんね。
実際、普通じゃない女性ばかりが周りに集まってきますからね!
出世と女性も含めた島耕作の人生、長いシリーズの中では左遷されたりもしていて、人生模様がよくかかれた、なかなか読み応えのある作品です。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。